週刊 おしゃもじ☆パンチ 
おっとりスコと甘えん坊アメリカンカール。 仲良くおしゃもじのような手で猫パンチをしています。毎週月曜日に更新、4コマ漫画もあります。
夫原病人の掃除日誌 その4
翌日は娘が休みだったので
「お父さんの部屋、きれいになったよ~」と騙して同行させました。
娘は夫が入院する前に一度、食べ物を差し入れに行っています。
その時の部屋の様子を聞いたら
「ドアが閉まっていて部屋は見えなかったけど、玄関はすごかった」と。
あぁ、娘よ。玄関先なんて可愛いもんさ。
部屋はその何倍もすごかったんだよ~。

まずはアレやっちゃいましょう。アレを。
「ねぇねぇ、あなたゴキブリに強かったわよねぇ」
娘はカフェで働いていたのでゴキブリは「毎日こんにちは」でした。
「強くはないけど、やれと言われればやるよ」
だけど騙して連れて来ていきなりゴキブリはかわいそうなので私がやることにしました。
ゴキブリの上にティッシュを十枚位も乗せ、雑巾を乗せ、ビニール袋を手につかみました。
手ごたえも何もないままビニール袋をひっくり返すと
「んぎゃ~!!!!!!!!頭~!!!!!!!」
ゴキブリは胴体と頭が割れて、小さな頭の先だけが床に残っていました。
「お母さんは胴体担当、あなたは頭担当」強引に任命しました。
「うひゃ~!おえ~!んごぉ~!」
どうにか摘み上げ、今いたところにアルコールを吹きかけ任務遂行。
娘は
「おやじ、殺す」とつぶやいていました。

そして今日の本題。
「ベッド、どうするのがいいと思う?」
「処分した方がいいかも」
「ねぇ、二人で壊さない?」
「えっ?!二人で?!」
「じゃあ、いいわ。お母さんが一人でやる」
「いいよ、手伝うよ」
と強引に解体作業に参加させました。
六角レンチを何本も駆使してロフトベッドを崩していきます。
ベッドの柱は金属を木材で覆ってある頑丈な作り。
そしてレンチの穴が錆びついているのでうまくはまりません。
「たしか・・・」
10年前に下駄箱に入れた錆取りスプレーを思い出しました。
「まさかな・・・、あった!」
私が置いた通りのまま1mmも動かずに鎮座していたようです。
錆を落としながらレンチを回し、手がパンパンに汗だくになって解体終了。


その日は疲れすぎて病院に行けず、翌日、夫にそれを話しました。
夫は
「あんなベッドは簡単に壊れるようになってんだよ」と。
(簡単じゃねぇよ・・・)
ボルトの入った夫の足を拭きながら、グーでパンチを入れたくなり、こらえました。
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