週刊 おしゃもじ☆パンチ 
おっとりスコと甘えん坊アメリカンカール。 仲良くおしゃもじのような手で猫パンチをしています。毎週月曜日に更新、4コマ漫画もあります。
夫原病人の掃除日誌 その8
今日はNTTのフレッツ解除の工事。
作業員さんが来るまで部屋の掃除の続きをしていました。
作業員さんが来てちょいちょいっとケーブルを外し、パッパとタブレットで通信して終わり。
私は思わず
「パソコンもつなげてないのに契約していたんですよ。参りましたよ」とぼやきました。
作業員さんは部屋の様子を見て
「大学生の息子さんですか?だめなんですよ、お母さん。
一人暮らしを始めると羽根を伸ばしちゃって勝手なことしちゃうんですよ。
それでいて何かあったら親に払ってもらおうって寸法なんだから。
手を離れたら自分は自分、子供は子供って考えないといつまでも苦労しますよ。
最近こういうのが増えてるんですよ。つけたり外したり、工事費だってもったいない」

60過ぎた夫の不始末とはとても言えない。
(真実に気づかずにパッパと帰ってね)と念を送ると作業員さんは帰って行きました。

夫が入院してひと月。さあ、明日はやっとトイレ修理。
それが終われば、もう夫のマンションに寄ることもない。
体はいよいよ悪くなってきていて食欲もない。
体重はひと月で3キロ減。思わぬダイエット効果。
その代わり、猫たちの体重が増えてしまいました。
もし電車が止まったらと考え、出かける前にご飯をあげ、帰ると可愛いのでまた少しあげ。
二度寝や夕方寝をしている時にご飯の催促をされると眠くてたまらないので
枕元のタッパーに入れたご飯をあげ、ご飯の時間が不規則になってしまいました。
はあちゃんは6.4キロから6.9キロへ。ごめんね。また体が辛くなってしまったね。
あのおっさんが退院したらまた元通りの生活に戻れる。頑張ろうね。
呼び名は夫⇒おっさんへ。

翌日、トイレ修理のため朝早くおっさんのマンションに着きました。
そこにおっさんのマンションの管理人さんがいたので大量のゴミを出してしまったことを詫びました。
すると管理人さんは
「あなただったんですか、きちんと分別して紐でしばって。こういう奇特な人が・・・
いやいやちゃんとした人がいてくれるとゴミ捨ても楽になると喜んでいたとこですよ」と言ってくれました。
迷惑になってなかったんだ、良かった・・・。

さてこれからトイレの修理です。
業者さんはありったけの材料を用意して頑張ってくれるようです。
業者さんがトイレにこもり、数分後、真っ赤な顔で出てきました。
「すいません。どうしてもパイプが外せない・・・」
「外せないとどうなるんですか?」
「チェンソーで一か八か切断して水漏れしなければいいんですけど、ダメなら・・・」
「ダメなら・・・?」
「新しいトイレが用意できるまでバケツで流してもらうしか・・・」
「えっ?もうすぐ家主が帰ってくるんですけど、松葉づえついて」
「水で流すって無理ですよね?」
「重いから無理でしょうね」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」

もうどうしょうもない。
一か八かに賭けることにしました。
業者さんは車に戻り、ごっついチェンソーを持って来ました。
(触りたい・・・)
私は回る刃物を見ると手を出したくなります。いかんいかん。
ドゥイイイイイイイイイイ~ン!!!!!!!
ギュルンガリガリキィィィィ~ン!!!!!!
大変な騒ぎになってしまったのでお隣と管理人さんに詫びに走りました。
10分後。
「ふぁぁぁぁ~」と言う業者さんのため息とともにパイプは切断されました。
あとは水が漏れないようにありとあらゆる手と材料で尽くしてくれるのを待ちます。
「やったね!」
なんだか10歳若返ったような声が聞こえてきました。
一か八か作戦は成功しました。
これでおっさんが帰ってきてもつつがなく「大」が出来ます。
(なんでおっさんの「大」のため私が頑張ったんだろう)  頭が痛くなりました。
急な切断工事になったので料金は1万8900円でした。
でもこれでブツがついたままのトイレの掃除が出来ます。
(明日にしようっと)

病院に行き、トイレにまつわる全てを話しました。
すると夫は
「普通そんなにかかるか?慌ててるから足元見られたんじゃないのか?」と言いました。


次回は最終回です。








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